Google API Expertが解説する Google App Engine for Java実践ガイド
- 作者: 小川信一
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 大型本
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読んでるところです。6章あるんですが、3章が各機能の説明なので、非常に長いです。そんな3章ももう少しで読み終わります。とりあえず2章までのメモ。
第1章は、イントロダクションとして、本の説明、Google App Engineってどう言うものなのか、簡単なチュートリアルとして、環境構築から生のServletとLLAPI(Low Level API)を使ったデータストアの使い方を説明して、実際にデプロイまで行います。Eclipseの使い方でのポイントになる部分、便利な機能・ショートカットも説明されていますので、開発に役に立つかと思います。
第2章は、JUnitでのテストについてですが、TDD(Test Driven Development)の流れで説明しています。1章のチュートリアルの例をもとにGoogle App Engineの標準テストを紹介し、テストしていきます。続いて、Slim3のWeb Handlerを使って作りなおしてのテストですが、標準のものよりも更に強化されたテスト機能が使えます。さらに、データストア部分もSlim3 Datastoreを使い、画面もAjaxで実装していく流れをテストしていきます。
Google App Engineと言うか、従量制課金のPaaSではサーバ側での処理をなるべく行わないようにした方がコストがかからないので、Ajaxでデータだけを取得し、後はクライアントで処理するような形式になります。こちらも先にサーバ側がテストをされていれば、Ajax部分を開発中の問題の切り分けも楽になるので、非常に良いですね。
Slim3ではModelクラスからJson文字列を作る機能がありますが、これが作られた理由もコストを考慮したアーキテクチャにマッチしているからですね。pull architectureってわけですね。
順を追って変更していきますので、わかりやすいと思います。
目次
- 第1章 イントロダクション
- 第2章 JUnitによるテスト
- 第3章 各機能の使い方
- 第4章 アプリケーションの設計の注意点
- 第5章 課金額の節約
- 第6章 提供されるツールの使い方