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Google API Expertが解説する Google Apps拡張ガイド その2

Google API Expertが解説する Google Apps拡張ガイド

Google API Expertが解説する Google Apps拡張ガイド

Chapter5は、GoogleDocsのスプレッドシートについてになります。やっぱこの辺りは色々と出来る可能性が高いので面白いですね。ビジュアライゼーションAPIのグラフとかの表現とか、SQLチックなクエリーランゲージとかは非常に面白いです。集約関数と、GroupBy、Pivotを組み合わせると楽しい集計が出来て、さらにビジュアライゼーションAPIと組み合わせて楽しいことになりそうですね。都道府県毎の集計を地図で表示出来るのなんかは楽しそうです。

Chapter6は、GoogleAppsエンタープライズ分野での利用についての話です。普通のガジェットは外部公開サーバに置く必要があるのですが、エンタープライズでそれはちょっとまずいですよね。なので、Googleクラウド上にガジェットを置いて、OAuth認証されていれば使えるよと言う感じのことになります。そして、Googleクラウド上にガジェットを配置すると言うことは、社内のリソースに外からアクセスすると言う事になりますので、そこでSecure Data Connectorを使うことで、イントラ内のデータにもアクセス出来るようになるようです。ただし、別途イントラ内にサーバ(何でも良いけど)を立てておく必要があるようです。なかなか面白い仕組みだなと思います。

Chapter7は、GoogleAppsScriptについてのになります。GoogleDocsのスプレッドシートと、Googleサイトでしか使えないようですが、データのアクセスと言う意味では各種GoogleAPIにアクセスできるので、連携してスプレッドシートに書き込んだり、Googleサイトで周知したりと言った事ができそうです。スクリプトの実行はローカルではなくて、サーバ側で行われるので、cronのような起動も出来るようです。なので、定期的な集計もスクリプトで出来るわけですね。

付録は、Google+のHangouts APIについてですが、当時はVer1.0のAPIが出る前なので、変更点や機能追加もありますよ、との注釈付となっています。どの程度異なるかはわかりませんが、現在は2012年3月28日にVer1.0が出ていますので、概要をつまむ程度が良いのかなと思います。

所属している会社でも、GoogleAppsを導入しているのですが、管理者権限とかはないので、実際問題どんな感じかはよくわかりません。あと、SSOの仕組みも導入されているので、普通に使えるものなのかよくわからないですね。OAuthであれば問題ないのかそうじゃないのか。そのあたりは試してみる価値はありそうだなと思いました。

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