ソフトウェアユーザーエクスペリエンス設計 (MSDNプログラミングシリーズ)
- 作者: 神原 典子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/11/05
- メディア: 大型本
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UIやUXについては最近色々と話題になってますよね。iPhoneやiPadをはじめとして、Androidなどタッチデバイスが出てきたこと。その中心にはAppleのデザインなんかの考え方があるのかもしれません。そんな感じの世の中ですね。
画面個々をわかりやすくするだけではなく、レスポンスを早くするだけではなく、業務全体として、やりたい事をトータルで悩まずストレスなく早く出来るように設計することが大事です。もちろん、画面のデザインとかも大事ですけども。
そんな手法を説明しています。
また、業務システムが対象と言う事で、割と複雑なバックエンドのシステムの事にも触れているのが、UXとかの本では珍しいのかも知れません。正直、SOAとかエンタープライズ・サービス・バスとか、実現出来ればそれは理想的ではあるのですが、あんまり流行ってないですよね?たぶん非常に複雑で、利害関係者が沢山いて調整が難しいと言うことなんだと思いますし、そこまで考えられるひとが居ないのが現実なんじゃないかと思います。
また、RIAコンソーシアムが関係しているということで、その辺りの話も出ていますが、結構テクノロジーによるのかなと言う印象ですので、このあたりは使う技術によって多少変わってくるかもしれません。
とは言うものの、ためになるお話ですね。特に個々で便利とか早いとかではなく、トータルとしてどうなの?ってのが一番大事であると言うことは肝に銘じるべきだと思いました。